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title | content_type | weight |
---|---|---|
カスタムHugoショートコード | concept | 120 |
このページではKubernetesのマークダウンドキュメント内で使用できるHugoショートコードについて説明します。
ショートコードについての詳細はHugoのドキュメントを読んでください。
機能の状態
このサイトのマークダウンページ(.md
ファイル)内では、説明されている機能のバージョンや状態を表示するためにショートコードを使用することができます。
機能の状態のデモ
最新のKubernetesバージョンで機能をstableとして表示するためのデモスニペットを次に示します。
{{</* feature-state state="stable" */>}}
これは次の様に表示されます:
{{< feature-state state="stable" >}}
state
の値として妥当な値は次のいずれかです:
- alpha
- beta
- deprecated
- stable
機能の状態コード
表示されるKubernetesのバージョンのデフォルトはそのページのデフォルトまたはサイトのデフォルトです。
for_k8s_version
パラメーターを渡すことにより、機能の状態バージョンを変更することができます。
例えば:
{{</* feature-state for_k8s_version="v1.10" state="beta" */>}}
これは次の様に表示されます:
{{< feature-state for_k8s_version="v1.10" state="beta" >}}
用語集
用語集に関連するショートコードとして、glossary_tooltip
とglossary_definition
の二つがあります。
コンテンツを自動的に更新し、用語集へのリンクを付与する挿入を使用して、用語を参照することができます。 用語がマウスオーバーされると、用語集の内容がツールチップとして表示されます。 また、用語はリンクとして表示されます。
ツールチップの挿入と同様に、用語集の定義も再利用することができます。
用語集の用語データはglossaryディレクトリに、それぞれの用語のファイルとして保存されています。
用語集のデモ
例えば、マークダウン内でツールチップ付きの{{< glossary_tooltip text="cluster" term_id="cluster" >}}を表示するには、次の挿入を使用します:
{{</* glossary_tooltip text="cluster" term_id="cluster" */>}}
用語集の定義はこのようにします:
{{</* glossary_definition prepend="A cluster is" term_id="cluster" length="short" */>}}
これは次の様に表示されます: {{< glossary_definition prepend="A cluster is" term_id="cluster" length="short" >}}
完全な用語定義を挿入することもできます:
{{</* glossary_definition term_id="cluster" length="all" */>}}
これは次の様に表示されます: {{< glossary_definition term_id="cluster" length="all" >}}
APIリファレンスへのリンク
api-reference
ショートコードを使用することで、Kubernetes APIリファレンスへのリンクを作成することができます。
例えば、{{< api-reference page="workload-resources/pod-v1" >}}への参照方法は次の通りです:
{{</* api-reference page="workload-resources/pod-v1" */>}}
page
パラメーターの値はAPIリファレンスページのURLの末尾です。
anchor
パラメーターを指定することでページ内の特定の場所へリンクすることもできます。
例えば、{{< api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="PodSpec" >}}や{{< api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="environment-variables" >}}へのリンクは次の様に書きます:
{{</* api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="PodSpec" */>}}
{{</* api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="environment-variables" */>}}
text
パラメーターを指定することでリンクテキストを変更することもできます。
例えば、{{< api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="environment-variables" text="Environment Variables">}}へのリンクは次の様に書きます:
{{</* api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="environment-variables" text="Environment Variable" */>}}
テーブルキャプション
テーブルキャプションを追加することで、表をスクリーンリーダーにとってよりアクセスしやすいものにする事ができます。
表へキャプションを追加するには、表をtable
ショートコードで囲い、caption
パラメーターにキャプションを指定します。
{{< note >}} テーブルキャプションはスクリーンリーダーからは読むことができますが、標準的なHTMLでは読むことができません。 {{< /note >}}
例えば、次の様に書きます:
{{</* table caption="Configuration parameters" >}}
Parameter | Description | Default
:---------|:------------|:-------
`timeout` | The timeout for requests | `30s`
`logLevel` | The log level for log output | `INFO`
{{< /table */>}}
これは次の様に表示されます:
{{< table caption="Configuration parameters" >}}
Parameter | Description | Default |
---|---|---|
timeout |
The timeout for requests | 30s |
logLevel |
The log level for log output | INFO |
{{< /table >}} |
この表に対するHTMLを検査すると、次の要素が<table>
要素のすぐ次にあるのを見ることができるでしょう:
<caption style="display: none;">Configuration parameters</caption>
タブ
このサイトのマークダウンページ(.md
ファイル)内では、あるソリューションに対する複数のフレーバーを表示するためのタブセットを追加することができます。
tabs
ショートコードはこれらのパラメーターを受けとります:
name
: タブに表示される名前codelang
: 内側のtab
ショートコードにこれを指定した場合、Hugoはハイライトに使用するコード言語を知ることができます。include
: タブ内で挿入するファイル。Hugo leaf bundle内にタブがある場合そのファイル(HugoがサポートしているどのMIMEタイプでも良い)はそのbundle自身によって探されます。 もしそうでない場合、そのコンテントページは現在のページから相対的に探されます。include
を使う場合、ショートコードの内部コンテンツはなく、自己終了構文を使用する必要があることに注意してください。 例えば、{{</* tab name="Content File #1" include="example1" /*/>}}
の様にします。codelang
を指定するか、ファイル名から言語が特定される必要があります。 非コンテンツファイルはデフォルトでコードが強調表示されます。- もし内部コンテンツがマークダウンの場合、タブの周りに
%
デリミターを使用する必要があります。 例えば、{{%/* tab name="Tab 1" %}}This is **markdown**{{% /tab */%}}
の様にします。 - タブセット内で、上記で説明したバリエーションを組み合わせることができます。
タブショートコードの例を次に示します。
{{< note >}}
tabs
定義内のnameはコンテンツページ内でユニークである必要があります。
{{< /note >}}
タブのデモ: コードハイライト
{{</* tabs name="tab_with_code" >}}
{{{< tab name="Tab 1" codelang="bash" >}}
echo "これはタブ1です。"
{{< /tab >}}
{{< tab name="Tab 2" codelang="go" >}}
println "これはタブ2です。"
{{< /tab >}}}
{{< /tabs */>}}
これは次の様に表示されます:
{{< tabs name="tab_with_code" >}} {{< tab name="Tab 1" codelang="bash" >}} echo "これはタブ1です。" {{< /tab >}} {{< tab name="Tab 2" codelang="go" >}} println "これはタブ2です。" {{< /tab >}} {{< /tabs >}}
タブのデモ: インラインマークダウンとHTML
{{</* tabs name="tab_with_md" >}}
{{% tab name="Markdown" %}}
これは**なにがしかのマークダウン**です。
{{< note >}}
ショートコードを含むこともできます。
{{< /note >}}
{{% /tab %}}
{{< tab name="HTML" >}}
<div>
<h3>プレーンHTML</h3>
<p>これはなにがしかの<i>プレーン</i>HTMLです。</p>
</div>
{{< /tab >}}
{{< /tabs */>}}
これは次の様に表示されます。
{{< tabs name="tab_with_md" >}} {{% tab name="Markdown" %}} これはなにがしかのマークダウンです。 {{< note >}} ショートコードを含むこともできます。 {{< /note >}}
{{% /tab %}} {{< tab name="HTML" >}}
プレーンHTML
これはなにがしかのプレーンHTMLです。
タブのデモ: ファイルの読み込み
{{</* tabs name="tab_with_file_include" >}}
{{< tab name="Content File #1" include="example1" />}}
{{< tab name="Content File #2" include="example2" />}}
{{< tab name="JSON File" include="podtemplate" />}}
{{< /tabs */>}}
これは次の様に表示されます:
{{< tabs name="tab_with_file_include" >}} {{< tab name="Content File #1" include="example1" />}} {{< tab name="Content File #2" include="example2" />}} {{< tab name="JSON File" include="podtemplate.json" />}} {{< /tabs >}}
サードパーティーコンテンツマーカー
Kubernetesの実行にはサードパーティーのソフトウェアが必要です。 例えば、名前解決を行うためにはクラスターにDNSサーバーを追加する必要があります。
私たちがサードパーティーソフトウェアにリンクするときや言及するときは、コンテンツガイドに従い、サードパーティーのものに印をつけます。
これらのショートコードを使用すると、それらを使用しているドキュメントページに免責事項が追加されます。
リスト
サードパーティーのリストには、
{{%/* thirdparty-content */%}}
をすべてのアイテムを含むセクションのヘッダーのすぐ下に追加します。
アイテム
ほとんどのアイテムがプロジェクト内ソフトウェア(例えばKubernetes自体やDeschedulerコンポーネント)を参照している場合、違う形を使用することができます。
次のショートコードをアイテムの前か、特定のアイテムのヘッダーのすぐ下に追加します:
{{%/* thirdparty-content single="true" */%}}
バージョン文字列
ドキュメント内でバージョン文字列を生成して挿入するために、いくつかのバージョンショートコードから選んで使用することができます。
それぞれのバージョンショートコードはサイトの設定ファイル(hugo.toml
)から取得したバージョンパラメーターの値を使用してバージョン文字列を表示します。
最もよく使われる二つのバージョンパラメーターはlatest
とversion
です。
{{</* param "version" */>}}
{{</* param "version" */>}}
ショートコードはサイトのversion
パラメーターに設定されたKubernetesドキュメントの現在のバージョンを生成します。
param
ショートコードはサイトパラメーターの名前の一つを受けとり、この場合はversion
を渡しています。
{{< note >}}
以前にリリースされたドキュメントではlatest
とversion
の値は同じではありません。
新しいバージョンがリリースされると、latest
はインクリメントされ、version
は変更されません。
例えば、以前にリリースされたドキュメントはversion
をv1.19
として表示し、latest
をv1.20
として表示します。
{{< /note >}}
これは次の様に表示されます:
{{< param "version" >}}
{{</* latest-version */>}}
{{</* latest-version */>}}
ショートコードはサイトのlatest
パラメーターの値を返します。
サイトのlatest
パラメーターは新しいドキュメントのバージョンがリリースされた時に更新されます。
このパラメーターは必ずしもversion
の値と一致しません。
これは次の様に表示されます:
{{< latest-version >}}
{{</* latest-semver */>}}
{{</* latest-semver */>}}
ショートコードはlatest
から"v"接頭辞を取り除いた値を生成します。
これは次の様に表示されます。
{{< latest-semver >}}
{{</* version-check */>}}
{{</* version-check */>}}
ショートコードはページにmin-kubernetes-server-version
パラメーターがあるかどうか確認し、version
と比較するために使用します。
これは次の様に表示されます:
{{< version-check >}}
{{</* latest-release-notes */>}}
{{</* latest-release-notes */>}}
ショートコードはlatest
からバージョン文字列を生成し、"v"接頭辞を取り除きます。
このショートコードはバージョン文字列に対応したリリースノートCHANGELOGページのURLを表示します。
これは次の様に表示されます:
{{< latest-release-notes >}}
{{% heading "whatsnext" %}}
- Hugoについて学ぶ。
- 新しいトピックの書き方について学ぶ。
- ページコンテンツタイプについて学ぶ。
- Pull Requestの作り方について学ぶ。
- 発展的コントリビュートについて学ぶ。