--- title: ツール content_type: concept --- Kubernetesには、Kubernetesシステムの操作に役立ついくつかの組み込みツールが含まれています。 ## Kubectl [`kubectl`](/ja/docs/tasks/tools/install-kubectl/)は、Kubernetesのためのコマンドラインツールです。このコマンドはKubernetes cluster managerを操作します。 ## Kubeadm [`kubeadm`](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/install-kubeadm/)は、物理サーバやクラウドサーバ、仮想マシン上にKubernetesクラスターを容易にプロビジョニングするためのコマンドラインツールです(現在はアルファ版です)。 ## Minikube [`minikube`](https://minikube.sigs.k8s.io/docs/)は、開発やテストのためにワークステーション上でシングルノードのKubernetesクラスターをローカルで実行するツールです。 ## Dashboard [`Dashboard`](/ja/docs/tasks/access-application-cluster/web-ui-dashboard/)は、KubernetesのWebベースのユーザインタフェースで、コンテナ化されたアプリケーションをKubernetesクラスターにデプロイしたり、トラブルシューティングしたり、クラスターとそのリソース自体を管理したりすることが出来ます。 ## Helm [`Kubernetes Helm`](https://github.com/helm/helm)は、事前に設定されたKubernetesリソースのパッケージ、別名Kubernetes chartsを管理するためのツールです。 Helmを用いて以下のことを行います。 * Kubernetes chartsとしてパッケージ化された人気のあるソフトウェアの検索と利用 * Kubernetes chartsとして所有するアプリケーションを共有すること * Kubernetesアプリケーションの再現性のあるビルドの作成 * Kubernetesマニフェストファイルを知的な方法で管理 * Helmパッケージのリリース管理 ## Kompose [`Kompose`](https://github.com/kubernetes/kompose)は、Docker ComposeユーザがKubernetesに移行する手助けをするツールです。 Komposeを用いて以下のことを行います。 * Docker ComposeファイルのKubernetesオブジェクトへの変換 * ローカルのDocker開発からKubernetesを経由したアプリケーション管理への移行 * v1またはv2のDocker Compose用 `yaml` ファイルならびに[分散されたアプリケーションバンドル](https://docs.docker.com/compose/bundles/)の変換