--- title: アドオンのインストール content_type: concept --- {{% thirdparty-content %}} アドオンはKubernetesの機能を拡張するものです。 このページでは、利用可能なアドオンの一部の一覧と、それぞれのアドオンのインストール方法へのリンクを提供します。この一覧は、すべてを網羅するものではありません。 ## ネットワークとネットワークポリシー {#networking-and-network-policy} * [ACI](https://www.github.com/noironetworks/aci-containers)は、統合されたコンテナネットワークとネットワークセキュリティをCisco ACIを使用して提供します。 * [Antrea](https://antrea.io/)は、L3またはL4で動作して、Open vSwitchをネットワークデータプレーンとして活用する、Kubernetes向けのネットワークとセキュリティサービスを提供します。 * [Calico](https://docs.projectcalico.org/latest/introduction/)はネットワークとネットワークポリシーのプロバイダーです。Calicoは、BGPを使用または未使用の非オーバーレイおよびオーバーレイネットワークを含む、フレキシブルなさまざまなネットワークオプションをサポートします。Calicoはホスト、Pod、そして(IstioとEnvoyを使用している場合には)サービスメッシュ上のアプリケーションに対してネットワークポリシーを強制するために、同一のエンジンを使用します。 * [Canal](https://projectcalico.docs.tigera.io/getting-started/kubernetes/flannel/flannel)はFlannelとCalicoをあわせたもので、ネットワークとネットワークポリシーを提供します。 * [Cilium](https://github.com/cilium/cilium)は、L3のネットワークとネットワークポリシーのプラグインで、HTTP/API/L7のポリシーを透過的に強制できます。ルーティングとoverlay/encapsulationモードの両方をサポートしており、他のCNIプラグイン上で機能できます。 * [CNI-Genie](https://github.com/cni-genie/CNI-Genie)は、KubernetesをCalico、Canal、Flannel、Weaveなど選択したCNIプラグインをシームレスに接続できるようにするプラグインです。 * [Contiv](https://contivpp.io/)は、さまざまなユースケースと豊富なポリシーフレームワーク向けに設定可能なネットワーク(BGPを使用したネイティブのL3、vxlanを使用したオーバーレイ、古典的なL2、Cisco-SDN/ACI)を提供します。Contivプロジェクトは完全に[オープンソース](https://github.com/contiv)です。[インストーラー](https://github.com/contiv/install)はkubeadmとkubeadm以外の両方をベースとしたインストールオプションがあります。 * [Contrail](https://www.juniper.net/us/en/products-services/sdn/contrail/contrail-networking/)は、[Tungsten Fabric](https://tungsten.io)をベースにしている、オープンソースでマルチクラウドに対応したネットワーク仮想化およびポリシー管理プラットフォームです。ContrailおよびTungsten Fabricは、Kubernetes、OpenShift、OpenStack、Mesosなどのオーケストレーションシステムと統合されており、仮想マシン、コンテナ/Pod、ベアメタルのワークロードに隔離モードを提供します。 * [Flannel](https://github.com/flannel-io/flannel#deploying-flannel-manually)は、Kubernetesで使用できるオーバーレイネットワークプロバイダーです。 * [Knitter](https://github.com/ZTE/Knitter/)は、1つのKubernetes Podで複数のネットワークインターフェイスをサポートするためのプラグインです。 * [Multus](https://github.com/k8snetworkplumbingwg/multus-cni)は、すべてのCNIプラグイン(たとえば、Calico、Cilium、Contiv、Flannel)に加えて、SRIOV、DPDK、OVS-DPDK、VPPをベースとするKubernetes上のワークロードをサポートする、複数のネットワークサポートのためのマルチプラグインです。 * [OVN-Kubernetes](https://github.com/ovn-org/ovn-kubernetes/)は、Open vSwitch(OVS)プロジェクトから生まれた仮想ネットワーク実装である[OVN(Open Virtual Network)](https://github.com/ovn-org/ovn/)をベースとする、Kubernetesのためのネットワークプロバイダーです。OVN-Kubernetesは、OVSベースのロードバランサーおよびネットワークポリシーの実装を含む、Kubernetes向けのオーバーレイベースのネットワーク実装を提供します。 * [Nodus](https://github.com/akraino-edge-stack/icn-nodus)は、OVNベースのCNIコントローラープラグインで、クラウドネイティブベースのService function chaining(SFC)を提供します。 * [NSX-T](https://docs.vmware.com/en/VMware-NSX-T-Data-Center/index.html) Container Plug-in(NCP)は、VMware NSX-TとKubernetesなどのコンテナオーケストレーター間のインテグレーションを提供します。また、NSX-Tと、Pivotal Container Service(PKS)とOpenShiftなどのコンテナベースのCaaS/PaaSプラットフォームとのインテグレーションも提供します。 * [Nuage](https://github.com/nuagenetworks/nuage-kubernetes/blob/v5.1.1-1/docs/kubernetes-1-installation.rst)は、Kubernetes Podと非Kubernetes環境間で可視化とセキュリティモニタリングを使用してポリシーベースのネットワークを提供するSDNプラットフォームです。 * [Romana](https://github.com/romana)は、[NetworkPolicy](/ja/docs/concepts/services-networking/network-policies/) APIもサポートするPodネットワーク向けのL3のネットワークソリューションです。 * [Weave Net](https://www.weave.works/docs/net/latest/kubernetes/kube-addon/)は、ネットワークパーティションの両面で機能し、外部データベースを必要とせずに、ネットワークとネットワークポリシーを提供します。 ## サービスディスカバリー {#service-discovery} * [CoreDNS](https://coredns.io)は、フレキシブルで拡張可能なDNSサーバーです。Pod向けのクラスター内DNSとして[インストール](https://github.com/coredns/deployment/tree/master/kubernetes)できます。 ## 可視化と制御 {#visualization-amp-control} * [Dashboard](https://github.com/kubernetes/dashboard#kubernetes-dashboard)はKubernetes向けのダッシュボードを提供するウェブインターフェイスです。 * [Weave Scope](https://www.weave.works/documentation/scope-latest-installing/#k8s)は、コンテナ、Pod、Serviceなどをグラフィカルに可視化するツールです。[Weave Cloud account](https://cloud.weave.works/)と組み合わせて使うか、UIを自分でホストして使います。 ## インフラストラクチャ {#infrastructure} * [KubeVirt](https://kubevirt.io/user-guide/#/installation/installation)は仮想マシンをKubernetes上で実行するためのアドオンです。通常、ベアメタルのクラスタで実行します。 * [node problem detector](https://github.com/kubernetes/node-problem-detector)はLinuxノード上で動作し、システムの問題を[Event](/docs/reference/kubernetes-api/cluster-resources/event-v1/)または[ノードのCondition](/ja/docs/concepts/architecture/nodes/#condition)として報告します。 ## レガシーなアドオン {#legacy-add-ons} いくつかのアドオンは、廃止された[cluster/addons](https://git.k8s.io/kubernetes/cluster/addons)ディレクトリに掲載されています。 よくメンテナンスされたアドオンはここにリンクしてください。PRを歓迎しています。