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taknakamura 2020-05-25 17:44:24 +09:00
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@ -196,7 +196,7 @@ iptablesモードのkube-proxyが正常なバックエンドPodのみをリダ
Serviceにアクセスするとき、IPVSはトラフィックをバックエンドのPodに向けます。
IPVSプロキシーモードはiptablesモードと同様に、netfilterのフック関数に基づいています。ただし、基礎となるデータ構造としてハッシュテーブルを使っているのと、kernel-spaceで動作します。
これは、IPVSモードにおけるkube-proxyはiptablesモードに比べてより低いレイテンシーでトラフィックをリダイレクトし、プロキシーのルールを同期する際にはよりパフォーマンスがよいことを意味します。  
これは、IPVSモードにおけるkube-proxyはiptablesモードに比べてより低いレイテンシーでトラフィックをリダイレクトし、プロキシーのルールを同期する際にはよりパフォーマンスがよいことを意味します。
他のプロキシーモードと比較して、IPVSモードはより高いネットワークトラフィックのスループットをサポートしています。
IPVSはバックエンドPodに対するトラフィックのバランシングのために多くのオプションを下記のとおりに提供します。
@ -219,7 +219,7 @@ kube-proxyはIPVSモードで起動する場合、IPVSカーネルモジュー
このダイアグラムのプロキシーモデルにおいて、ServiceのIP:Portに対するトラフィックは、クライアントがKubernetesのServiceやPodについて何も知ることなく適切にバックエンドにプロキシーされています。
特定のクライアントからのコネクションが、毎回同一のPodにリダイレクトされるようにするためには、`service.spec.sessionAffinity`を"ClientIP"にセットすることにより、クライアントのIPアドレスに基づいたSessionAffinityを選択することができます(デフォルトは"None")。
特定のクライアントからのコネクションが、毎回同一のPodにリダイレクトされるようにするためには、`service.spec.sessionAffinity`に"ClientIP"を設定することにより、クライアントのIPアドレスに基づいたSessionAffinityを選択することができます(デフォルトは"None")。
また、`service.spec.sessionAffinityConfig.clientIP.timeoutSeconds`を適切に設定することにより、セッションのタイムアウト時間を設定できます(デフォルトではこの値は18,000で、3時間となります)。
## 複数のポートを公開するService
@ -357,7 +357,7 @@ Ingressは同一のIPアドレスにおいて、複数のServiceを公開する
各Nodeはそのポート(各Nodeで同じポート番号)への通信をServiceに転送します。
作成したServiceは、`.spec.ports[*].nodePort`フィールド内に割り当てられたポートを記述します。
もしポートへの通信を転送する特定のIPを指定したい場合、特定のIPブロックをkube-proxyの`--nodeport-address`フラグで指定できます。これはKubernetesv1.10からサポートされています。
もしポートへの通信を転送する特定のIPを指定したい場合、特定のIPブロックをkube-proxyの`--nodeport-address`フラグで指定できます。これはKubernetes v1.10からサポートされています。
このフラグは、コンマ区切りのIPブロックのリスト(例: 10.0.0./8, 192.0.2.0/25)を使用し、kube-proxyがこのNodeに対してローカルとみなすべきIPアドレスの範囲を指定します。
例えば、`--nodeport-addresses=127.0.0.0/8`というフラグによってkube-proxyを起動した時、kube-proxyはNodePort Serviceのためにループバックインターフェースのみ選択します。`--nodeport-addresses`のデフォルト値は空のリストになります。これはkube-proxyがNodePort Serviceに対して全てのネットワークインターフェースを利用可能とするべきということを意味します(これは以前のKubernetesのバージョンとの互換性があります)。
@ -512,7 +512,7 @@ metadata:
2つ目のアテーションはPodが利用するプロトコルを指定するものです。HTTPSとSSLの場合、ELBはそのPodが証明書を使って暗号化されたコネクションを介して自分自身のPodを認証すると推測します。
HTTPとHTTPSでは、レイヤー7でのプロキシーを選択します。ELBはユーザーとのコネクションを切断し、リクエストを転送するときにリクエストヘッダーをパースして、`X-Forwardef-For`ヘッダーにユーザーのIPを追加します(Podは接続相手のELBのIPアドレスのみ確認可能です)。
HTTPとHTTPSでは、レイヤー7でのプロキシーを選択します。ELBはユーザーとのコネクションを切断し、リクエストを転送するときにリクエストヘッダーをパースして、`X-Forwarded-For`ヘッダーにユーザーのIPを追加します(Podは接続相手のELBのIPアドレスのみ確認可能です)。
TCPとSSLでは、レイヤー4でのプロキシーを選択します。ELBはヘッダーの値を変更せずにトラフィックを転送します。
@ -740,14 +740,14 @@ IPv4アドレスに似ているExternalNamesはCoreDNSもしくはIngress-Nginx
IPアドレスをハードコードする場合、[Headless Service](#headless-service)の使用を検討してください。
{{< /note >}}
`my-service.prod.svc.cluster.local`というホストをルックアップするとき、クラスターのDNS Serviceは`CNAME`レコードと`my.database.example.com`という値を返します。
`my-service.prod.svc.cluster.local`というホストをルックアップするとき、クラスターのDNS Serviceは`my.database.example.com`という値をもつ`CNAME`レコードを返します。
`my-service`へのアクセスは、他のServiceと同じ方法ですが、再接続する際はプロキシーや転送を介して行うよりも、DNSレベルで行われることが決定的に異なる点となります。
後にユーザーが使用しているデータベースをクラスター内に移行することになったは、Podを起動させ、適切なラベルセレクターやEndpointsを追加し、Serviceの`type`を変更します。
後にユーザーが使用しているデータベースをクラスター内に移行することになった場合は、Podを起動させ、適切なラベルセレクターやEndpointsを追加し、Serviceの`type`を変更します。
{{< warning >}}
HTTPやHTTPSなどの一般的なプロトコルでExternalNameを使用する際に問題が発生する場合があります。ExternalNameを使用する場合、クラスター内のクライアントが使用するホスト名は、ExternalNameが参照する名前とは異なります。
ホスト名を使用するプロトコルの場合、この違いによりエラーまたは予期しない応答が発生する場合があります。HTTPリクエストには、オリジンサーバーが認識しない`Host:`ヘッダーがあります。TLSサーバーは、クライアントが接続したホスト名に一致する証明書を提供できません。
ホスト名を使用するプロトコルの場合、この違いによりエラーまたは予期しない応答が発生する場合があります。HTTPリクエストがオリジンサーバーが認識しない`Host:`ヘッダーを持っていたなら、TLSサーバーはクライアントが接続したホスト名に一致する証明書を提供できません。
{{< /warning >}}
{{< note >}}
@ -800,7 +800,7 @@ iptablesプロキシーモードはクラスター内の送信元IPを不明瞭
### 衝突の回避
Kubernetesの主要な哲学のうちの一つは、ユーザーは、ユーザー自身のアクションによるミスでないものによって、ユーザーのアクションが失敗するような状況に晒されるべきでないことです。
Serviceリソースの設計のでは、これはユーザーの指定したポートが衝突する可能性がある場合はそのポートのServiceを作らないことを意味します。これは障害を分離することとなります。
Serviceリソースの設計において、これはユーザーの指定したポートが衝突する可能性がある場合はそのポートのServiceを作らないことを意味します。これは障害を分離することとなります。
Serviceのポート番号を選択できるようにするために、我々はどの2つのServiceでもポートが衝突しないことを保証します。
Kubernetesは各Serviceに、それ自身のIPアドレスを割り当てることで実現しています。