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@ -50,65 +50,10 @@ _スコアリング_ ステップでは、Podを割り当てるのに最も適
最後に、kube-schedulerは最も高いランクのNodeに対してPodを割り当てます。もし同一のスコアのNodeが複数ある場合は、kube-schedulerがランダムに1つ選択します。
### デフォルトのポリシーについて
スケジューラーのフィルタリングとスコアリングの動作に関する設定には2つのサポートされた手法があります。
kube-schedulerは、デフォルトで用意されているスケジューリングポリシーのセットを持っています。
### フィルタリング
- `PodFitsHostPorts`: Nodeに、Podが要求するポートが利用可能かどうかをチェックします。
- `PodFitsHost`: Podがそのホスト名において特定のNodeを指定しているかをチェックします。
- `PodFitsResources`: Nodeに、Podが要求するリソース(例: CPUとメモリー)が利用可能かどうかをチェックします。
- `PodMatchNodeSelector`: PodのNodeSelectorが、Nodeのラベルにマッチするかどうかをチェックします。
- `NoVolumeZoneConflict`: Podが要求するVolumeがNode上で利用可能かを、障害が発生しているゾーンを考慮して評価します。
- `NoDiskConflict`: NodeのVolumeがPodの要求を満たし、すでにマウントされているかどうかを評価します。
- `MaxCSIVolumeCount`: CSI Volumeをいくつ割り当てるべきか決定し、それが設定された上限を超えるかどうかを評価します。
- `CheckNodeMemoryPressure`: もしNodeがメモリーの容量が逼迫している場合、また設定された例外がない場合はそのPodはそのNodeにスケジュールされません。
- `CheckNodePIDPressure`: もしNodeのプロセスIDが枯渇しそうになっていた場合や、設定された例外がない場合はそのPodはそのNodeにスケジュールされません。
- `CheckNodeDiskPressure`: もしNodeのストレージが逼迫している場合(ファイルシステムの残り容量がほぼない場合)や、設定された例外がない場合はそのPodはそのNodeにスケジュールされません。
- `CheckNodeCondition`: Nodeは、ファイルシステムの空き容量が完全になくなった場合、ネットワークが利用不可な場合、kubeletがPodを稼働させる準備をできていない場合などに、その状況を通知できます。Nodeがこの状況下かつ設定された例外がない場合、Podは該当のNodeにスケジュールされません。
- `PodToleratesNodeTaints`: PodのTolerationがNodeのTaintを許容できるかチェックします。
- `CheckVolumeBinding`: Podが要求するVolumeの要求を満たすか評価します。これはPersistentVolumeClaimがバインドされているかに関わらず適用されます。
### スコアリング
- `SelectorSpreadPriority`: 同一のService、StatefulSetや、ReplicaSetに属するPodを複数のホストをまたいで稼働させます。
- `InterPodAffinityPriority`: weightedPodAffinityTermの要素をイテレートして合計を計算したり、もし一致するPodAffinityTermがNodeに適合している場合は、"重み"を合計値に足したりします。:最も高い合計値を持つNode(複数もあり)が候補となります。
- `LeastRequestedPriority`: 要求されたリソースがより低いNodeを優先するものです。言い換えると、Nodeに多くのPodが稼働しているほど、Podが使用するリソースが多くなり、その要求量が低いNodeが選択されます。
- `MostRequestedPriority`: 要求されたリソースがより多いNodeを優先するものです。このポリシーは、ワークロードの全体セットを実行するために必要な最小数のNodeに対して、スケジュールされたPodを適合させます。 
- `RequestedToCapacityRatioPriority`: デフォルトのリソーススコアリング関数を使用して、requestedToCapacityベースのResourceAllocationPriorityを作成します。
- `BalancedResourceAllocation`: バランスのとれたリソース使用量になるようにNodeを選択します。
- `NodePreferAvoidPodsPriority`: Nodeの`scheduler.alpha.kubernetes.io/preferAvoidPods`というアテーションに基づいてNodeの優先順位づけをします。この設定により、2つの異なるPodが同じNode上で実行しないことを示唆できます。
- `NodeAffinityPriority`: "PreferredDuringSchedulingIgnoredDuringExecution"の値によって示されたNode Affinityのスケジューリング性向に基づいてNodeの優先順位づけを行います。詳細は[NodeへのPodの割り当て](https://kubernetes.io/ja/docs/concepts/scheduling-eviction/assign-pod-node/)にて確認できます。
- `TaintTolerationPriority`: Node上における許容できないTaintsの数に基づいて、全てのNodeの優先順位リストを準備します。このポリシーでは優先順位リストを考慮してNodeのランクを調整します。
- `ImageLocalityPriority`: すでにPodに対するコンテナイメージをローカルにキャッシュしているNodeを優先します。
- `ServiceSpreadingPriority`: このポリシーの目的は、特定のServiceに対するバックエンドのPodが、それぞれ異なるNodeで実行されるようにすることです。このポリシーではServiceのバックエンドのPodがすでに実行されていないNode上にスケジュールするように優先します。これによる結果として、Serviceは単体のNode障害に対してより耐障害性が高まります。
- `CalculateAntiAffinityPriorityMap`: このポリシーは[PodのAnti-Affinity](/ja/docs/concepts/scheduling-eviction/assign-pod-node/#affinity-and-anti-affinity)の実装に役立ちます。
- `EqualPriorityMap`: 全てのNodeに対して等しい重みを与えます。
1. [スケジューリングポリシー](/docs/reference/scheduling/policies) は、フィルタリングのための_Predicates_とスコアリングのための_Priorities_の設定することができます。
1. [スケジューリングプロファイル](/docs/reference/scheduling/config/#profiles)は、`QueueSort`、 `Filter``Score``Bind``Reserve``Permit`やその他を含む異なるスケジューリングの段階を実装するプラグインを設定することができます。kube-schedulerを異なるプロファイルを実行するように設定することもできます。
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@ -118,4 +63,8 @@ kube-schedulerは、デフォルトで用意されているスケジューリン
* kube-schedulerの[リファレンスドキュメント](/docs/reference/command-line-tools-reference/kube-scheduler/)を参照してください。
* [複数のスケジューラーの設定](/docs/tasks/administer-cluster/configure-multiple-schedulers/)について学んでください。
* [トポロジーの管理ポリシー](/docs/tasks/administer-cluster/topology-manager/)について学んでください。
* [Podのオーバーヘッド](/docs/concepts/configuration/pod-overhead/)について学んでください。
* [Podのオーバーヘッド](/docs/concepts/scheduling-eviction/pod-overhead/)について学んでください。
* ボリュームを使用するPodのスケジューリングについて以下で学んでください。
* [Volume Topology Support](/docs/concepts/storage/storage-classes/#volume-binding-mode)
* [ストレージ容量の追跡](/ja//docs/concepts/storage/storage-capacity/)
* [Node-specific Volume Limits](/docs/concepts/storage/storage-limits/)